太鼓橋の上戻る
ある惑星の
千年も昔から変わらない太鼓橋の上を
いくつものビジネスシューズにハイヒール
子供靴に健康サンダル、ブーツに下駄に汚い運動靴
ガラガラガラと
川底の小石のように転がって
震える 柔らかな 幻影を残していく
それは何重にも重なって
虹の泡が流れて流れて
雲のように 川のように
橋を覆いつくす
そして私もその雲の中をふわふわ歩く