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作品たち

来るまで

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来るまで
来るまで
来るまで 待つんだったら
まぁ、もうちょっと
半眼で大股広げたまま
テレビを付けて
カーテンぴろぴろ
午後の日差しもまっちろけッけに駆け回る
何でもない考えの
張りめぐらされた交通網に
がんじがらめのものすごい渋滞に巻き込まれて
眠りたいのに眠れない
考えの冴えない興奮は
血管を一つ生き埋めにするようなもの
一人でいるのにうるさくて何もできない