聞くもの          見るもの          読むもの

作品たち

戻る


ひろい砂のうえ
さらさらり てのなか
かぜにうずもれる
一瞬の色

ひとつ 青い目
ここには 黒い目
個々に透き通る
一瞬の色

そんな風に
幼く燃える火は
一瞬の記憶

月に風が吹いて
それも砂の模様

(砂漠に居たとき、ひとつひとつの砂がみんな違う色で宝石のように光っていたのに驚きました。それがそのとき出合った異国の彼やいろいろな人々の瞳の色に思えて書いたお話です。生まれて初めて作った曲で、単純なメロディだけど作曲だけで何ヶ月もかかりました。まぁ、そのころはとてものんびりと時を過ごしていたのですが。)